なんでこの仕事を始めたんですか?の答え 2
2023年3月5日
前回の続き(ちなみに前回の記事はこちら。)
「死ぬまでに、日本代表がW杯で優勝する姿を見たい」
人生で初めて見つけた目標に貢献するために、自分ができることとは?
優勝を目の当たりにした時に、自分はこれをしてきたんだ、と思える何かを探したい。
答えを見つけるのに時間はかからなかった。
育成ではなく普及。
プロ選手を育てるのではなく、サッカーファンをたくさん育てる。
そのためにできることってなんだろう?
そのために必要なことってなんだろう?
問いの連続。
2006年、ドイツW杯。
サッカーを感じること。文化を感じること。
異文化に触れる
知らない土地を歩く
人と話す
感じる
当時、言葉にできなかった放浪での経験が、5年後、10年後に、自分の判断の色んなところに顔を出し
「ブラジルでこんなことあったよね」
「アルゼンチンでこんなこともあったよね」
「日本とここが違うかもね」
「もっと知らないことがあるんじゃない?」
と、彩りを与えてくれることになることを、この時は思うこともなかった。
帰国後は、金融機関で働きながら、指導を継続。
思考の軸は、「フットボールを楽しむ」「社会力を身につける」
楽しさを伝えることでファンを増やしたい
社会の縮図の中で成長したい、させたい
30歳の節目に、渡伯を決意。運がいいことに、
それなりに、人生の大きな決意をしたつもりではあったが、自分の思いとは違う事情で元の世界に舞い戻る。
こんなつもりじゃなかった、多分。でもそれも人生の一部。
その後、ブラジルに戻ろうか、他の国に行こうか、
これがジョガボーラのスタート。
ジョガボーラ(jogar bola)とは、ポルトガル語でボール遊び。
野球大国のアメリカでは、ボール遊びは野球
サッカー大国のブラジルでは、ボール遊びはサッカー。
日本でのボール遊びを始めようと思った。
おしまい